まあそりゃそうです。オーストラリアは広大で、ここはその最南端の岬の一つ。よく考えてみればこの海の先には南極が広がってるんですからね。
オーストラリアでは舗装された道路に関しては大変良く手入れがされていました。そのかわり各地で道路の工事は常に行われており、その際に工事のおじさんが大活躍するわけです。写真に写っているのは「STOP」のふだを持ったおじさんで、交通整理をしています。ここはまだ都市部なのでいいですが、アウトバックに出るとこんなに交通量は多くなく、また、工事区間が10キロ近くあるということもざらなので、砂漠のど真ん中で誰も来ない道路に一人立って、一日中ふだを持って車を待ち続けるという、ある意味で哲学的思考が大変はかどりそうな仕事です。そのせいか彼らのほとんどはいつも気難しい哲学者のような顔をしていました。
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