HTML死亡録。。。

4.<ゆうしゃよ、しんでしまうとはなさけない!>wordpress死の画面


ゆうしゃよ、しんでしまうとはなさけない!byドラクエの神父


そんなこといわれてもなあ。別に死にたくて死んだわけじゃねぇんだ、ほっとけや。


前回の記事までをお読みになった方はお気づきになったかもしれませんが、.htpccessの設定だとか、wordpressで記事を書いていったらそんなものいらないんじゃない? 素人でもラクラクかんたん、一日5分ポチポチやるだけで、あとは寝っ転がって鼻くそほじるか、バフッと盛大に屁でもこきながら、ぽりぽりポテチを食ってればいい、というのがwordpressのウリじゃなかったのか?と。(誰もそんなこと言ってねーよ、って?まぁまぁ)

そうなんです、お気づきの通り、wordpressは使っていません。まぁ僕のホームページの殺伐としたつくりを見ればそんなの言われるまでもなくお気づきでしょう。

さて、今回はいったいなぜ僕がわざわざhtmlで書くはめになったのかについてお話ししましょう。これまでの僕の話とおなじように、そのほとんどがくだらないヨタ話ではありますが。(もしかしたら少しは学ぶべき教訓が見つかるかもしれない)

まずはWordPressがどういうものかご存じない方もいらっしゃると思うので、そこからお話していきましょう。こいつはテーマとよばれるテンプレを選択して、あとはそれにそって記事を入力するだけでそのテンプレそっくりのwebページが作られるという非常に優れたシロモノで、おまけにプラグインという追加機能をくわえることで、自分好みのカスタマイズも簡単にできてしまうというソフトです。

この手軽さときたら、なんなら数年前に死んだうちの猫でさえ(僕は今まで数匹猫を飼ったことがあるが、この猫以上に怠けものの猫はいなかった。エサを催促してニャーと鳴くか、陽だまりのソファーで丸くなっているの以外ほとんど見かけたことがない。エサをねだるときは本当にめんどくさそうに鳴いたし、陽だまりで丸くなる時は本当に気持ちよさそうに眠る猫だった)更新できるだろうお手軽さです。

だが、ある日問題が発生します。しばらく更新をさぼっていたところ、プラグインやテーマの更新がたまっていました。何の気なしにすべてアプデして、更新。記事を追加して、ページをチェックすると新規投稿に追加されている。うん、いいだろう、ということでその日は終了しました。そして、後日新規投稿された記事をクリックすると、「500エラー」というものが表示されるんです。(ちなみにですが、プラグイン更新してうまくいかなくなった場合は、ひとつづつそのプラグインを有効無効にしていって、悪さしているのを見つける、というのが一番手堅いやり方らしいです。この時は知らなかったけど)

とりあえずエラーの内容を調べると、phpが処理できていない、時に表示されるエラーとのこと。なるほど。対処としては、

index.phpのパーミッションを705にする、とね。

うん、なるほどなるほど。さっぱりわからん

オーケー、おちつけ。日本語で書いてあるんだ、わからないわけがない。一文字ずつ、一文字ずつ丁寧に解読すればわかるはずだ。

まず、index.phpね。こいつはとりあえずわからん。しかたない。次。

「の」だ。こいつはわかる。助詞で、名詞と名詞の間に関係があることを示すものね。次。

パーミッション。うん、こいつはわからん。つか日本語でいえや。次。

「を」だ。こいつもわかる。助詞で、動作の対象を表すものだ。次。

705ね。うん、705。オーケーだぜ705。こいつは知ってるぜ、もちろん。奈々と丸と5だろ、たまに渋谷のギャルがななmaruゴって言ったりするあの七〇五ね。オーケーオーケー、


ファーーーック!


失礼。取り乱しました。スーーー、ハーーー、、、落ちつこう。

えーっとなになに、次は、「に」ですね。うん、いい。いいね。すげーいいよキミ。君みたいなのが来ると心の底からホッとするよ。べいびー。この女神さまは助詞で、ものや情報の受け手を表すやつだよね。うん、わかるわかる。とりあえずちょーあいしてる。

で、最後が、「設定」ね。きみはあれだね、ものごとや場を作ること、だよね。べいびー。

というわけで、この時点で手持ちのカードを駆使すると、

の、を、に設定する、ってことをこの親切なアドバイザーは言いたいのだとわかる。これじゃ見づらいからまとめると

「意味不明x」の「意味不明y」を「意味不明z」に設定する、ってことね。


ファーーーック!


なめてんのかよまじでよー。いみわかんねーぜ。こんなひどい日本語が一体全体ゆるされていいってのか?xのyをzに設定だぜ?なぁおいたのむぜマジで。xだかyだかをzになんかされた日にゃ、オレぁもうほとんどゲロ吐いちまうところだぜ、いやほんとさ、冗談抜きで。

失礼。取り乱しました。深呼吸。スーーー、、、ハーーー、、、

ええと、とりえず、問題は僕の日本語能力でなく、言葉の意味自体への理解が決定的に足りていないということみたいですね。はい。

そーゆーわけで、まずphpとはなにか。どうもこいつはウェブページに動きをつけるのに適した言語、ということみたいですね。

で、index.php。なになに、こいつは、ウェブページのディレクトリのトップに置かれるファイル、というか、こいつがある場所をトップページとするからこのファイルを探すようにサーバー自体に設定されているとのこと。なんやて。てことはめちゃくちゃ重要じゃん、これ。知らんかった。

アドレスバーにドメイン名/ディレクトリ名を入力しなくても、トップページにたどり着けるのは、こいつのおかげだったんだな。phpで構築したときはこのindex.phpがある場所をトップに。htmlのときは、index.htmlのある場所をトップにするようにサーバーが設定されているらしい。ちなみに、rubyやpythonで構築したときも、似たようなindexっぽいファイルを使ってページがどんな言語で構築されているかサーバーに認識させる。そしてだ。それらのindexがうまく検索されないとき、phpなのにhtmlと認識されてしまう時などに活躍するのが、みんな大好きhtaccessファイルらしい。こいつに命令を書き込んで、indexファイルのところに転送してやることで、そのindexを認識させることができる。ふーん。こいつはいい勉強になったな。

んで、次がパーミッション。こいつはね、完璧に理解したぜ。ざっくり説明すると、サーバーのデータに対して誰がどういう権限を持っているか、を設定するってこと。権限に番号を振って、そいつで誰がどういう権限を認められているのかを数字で表しているんだよね。

たとえば、

読み込みは「4」

書き込みは「2」

実行は「1」

みたいなかんじで。そいつを、管理者、管理者の仲間、外部の第三者、に割り振っていく。なので、705だったら、

管理者「7」は4と2と1なので、すべて認められている。

管理者のグループ「0」はなにもできない。

外部のアクセス「5」は4と1で、読み込みと実行だけできる。

なるほどね。つまり新規更新できているけど、そのページにはいけないってことは、リンクを飛ばすphpみたいなのがうまく動いてないんだろうな、と結論。おれってばやっぱりプログラミングの女神さまに愛されてるんだろうな、問題が解決するってホント清々しい気分だぜ、この世の中は俺を祝福するために存在してるんだろうな、とかちょっと気持ち悪い全能感があふれてきます。

その全能感に任せるままに、天才の指は止まらなくなります。おーけー、たぶん.htaccessでとばしてやればいいのかな?うんそうに違いない。中身のコードはコピペで意味わかってないけど何とかなるだろう、だっておれは女神に愛されてるんだから。ポチポチポチ、、、

そういうえば、このパーミッションも他人がアクセスできると危ないから全部外からアクセスできないようにしちゃえ、このさいだし☆ポチポチポチ、、、

そして、


お亡くなりになりました


エラーの種類が404にかわり、どれをどういじったのか思い出せない状態で、復旧作業という名のハルマゲドンをおこない、完全にわけがわからなくなったところでゲーム・オーバーでした。

そして、ネットに助けを求めると、

●WordPressは知識のない方がごちゃごちゃにいじりまくった状態だと、自力での復旧はもう無理だと思います。プロにお願いしましょう。

とか、

●バックアップした状態まで戻りやり直すのが一番です。

などの、温かいお言葉が。

なるほど。つまり、もうあきらめるしかないわけですね。残念ながら。だが、まぁたしかに言われてみればバックアップしたところからはやり直せるわけだし、そうするしかないか、はぁやだなぁと思いながらも、しかたがありません。くっそだりーなぁと思いながらもバックアップデータを探すことにします。

バックアップのデータを探す作業とかちょー時間の無駄じゃん、人生は有限だってのによ、とかぶつぶつ文句を言いながら探します。しかし、バックアップがみつかりません。探しにくいとこにおいてんじゃねーぞ、さーばーのやろー、ざけやがってよー。ブツクサブツクサ。はぁ、どこいったんだよまったくよー。

……。そーいや、


おれ、バックアップなんか取ったことなくね?




ゆうしゃのいっこうはぜんめつしてしまった……。

ゆうしゃよ、しんでしまうとはなさけない!

これが今回の教訓です。ゲームをするときはいつもお母さんに言われたはずですよね?「セーブはこまめにするのよ!」と。

今日はここまで!


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